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その他の疾患

手 術

アデノイド肥大症

鼻の奥で鼻からのどに移行する部分にあたる上咽頭にあるリンパ組織のかたまりをアデノイドといいます。アデノイドは小さなお子さんでは正常でもアデノイドは大きくなっていますが(生理的肥大)、通常は徐々に小さくなってきます。このアデノイドが様々な原因で病的に大きくなり(アデノイド肥大症)、鼻づまり、いびきや睡眠時の無呼吸、滲出性中耳炎の原因になっている場合には、アデノイド切除術の適応となります。アデノイド切除術は全身麻酔で対応させて頂きます。

アデノイド肥大症

先天性耳瘻孔

先天性耳瘻孔とは、生まれつきある多くの人は耳の前方にある小さな孔を指し、奥は袋状になっていて、大きさ・形ともに千差万別です。耳の発生過程は複雑で、いくつもの部位がきれいに合わさることで完成しますが、この過程で何らかの異常があると隙間ができ、先天性耳瘻孔ができると考えられています。

先天性耳瘻孔の奥の袋状の中に分泌物がたまることで、感染の原因となる場合があります。感染すると炎症を起こし、大きく腫れたり、痛みを伴ったりすることがあります。何の症状もなければ特に治療はしませんが、感染を繰り返すようであれば袋ごと孔を摘出します。大人の方であれば通常は日帰りで局所麻酔での手術となりますが、小さなお子さんでは全身麻酔での手術となります。

先天性耳瘻孔

鼻副鼻腔腫瘍

鼻副鼻腔腫瘍とは鼻腔や副鼻腔に発生する腫瘍のことを指します。鼻副鼻腔腫瘍は様々な種類がありますが、良性腫瘍だけでなく悪性腫瘍(癌)ができることもあります。

鼻副鼻腔腫瘍ができると、鼻の通り道を塞ぐようになるために鼻づまりを感じたり、腫瘍は正常な粘膜よりも出血しやすいために鼻血が頻繁に出ることがあります。良性腫瘍の場合、多くの場合で治療は手術による切除術となります。当クリニックでは、病理組織や腫瘍の広がりを確認した上ではありますが、鼻副鼻腔良性腫瘍に対する手術を行っています。

悪性腫瘍については治療が可能な施設へ紹介させて頂きます。

鼻副鼻腔腫瘍
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